皆さんは、こう思ったことはないだろうか?
・嫌な上司がいい人にならないだろうか?
・メジャーリーガーの大谷みたいな有名人なりしたい!
・美人に好かれて結婚したい!
これらは奴隷哲学者のエピクテトス的には、どうでもよくて考えなくていいことだ。
嫌な人の性格、他者からの評価は、我々次第でないもの(自分でコントロールできないもの)だからだ!
我々次第でないものを考えると不幸まっしぐら!
だって自分じゃコントロールできないものに限りある時間を無駄使いしちゃうから
奴隷哲学者のエピクテトスが生涯言い続けたことは
『我々次第でないものを軽くみること』だ
今回は奴隷哲学者のエピクテトスの自由になるたった一つの方法『我々次第でないものを軽くみること』を解説!
参考図書
エピクテトスとは
エピクテトスは、紀元1~2世紀のローマ帝国の奴隷の哲学者である。
なんと今より2000年以上前の人だ。
エピクテトスは奴隷の両親から生まれた超苦労人。
エピクテトスは若い頃は奴隷として過ごし、開放された後は私塾を開いて生計を立てた
さらにエピクテトスは足が悪かった。
エピクテトスの境遇は最悪・・・
普通なら絶望するような状況なんだけど、エピクテトスは違った
エピクテトスは平凡な庶民が、いかにして真の自由を手に入れ、幸福な生活ができるかを考え、実践したのだ!
そのなかで特にエピクテトスが主張するのが、『我々次第でないものを軽くみること』だ
この考え方は2000年後の現代でも十分通じる凄いものだ
では、さっそくこの考え方を説明していこう
『我々次第でないものを軽くみる』とは
我々次第でないものを軽くみるとは、自分でコントロールできないものは、考えなくて良いということだ!
つまり、自分自身でどうにもならないことは放っとくのだ!
『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』プロローグより抜粋
たとえば、有名人になりたい!と考える
でも、有名人になるにはたくさんの人から良く思われなければならない
人にどう思われるかは自分ではどうすることもできない
だから有名人になるというのは考えなくていいことになるんだ
ここで反論があると思う
野球をたくさん練習してプロになって有名になれるじゃん
つまり、努力で有名になることは可能だと
たしかに努力は自分でできる(自分はダラダラしたいから無理だけど・・・)
でも、プロになるにはスカウトや監督に評価されなければならない
つまり、自分自身ではコントロールできない他人が含まれる
だからプロ野球選手になって有名になるは完全にはコントロールすることはできない
有名人になるという願いは、軽くみるのがちょうどいいってことだ
自分にできることだけを励めばよいってことだ!
プロ野球選手になりたければ、他人に良く思われるのを願うのではなく
自分でコントロールできることをやるのみだ!
・素振りをする
・筋トレをする
・ランニングをする
・野球の本をたくさん読む野球がうまくなる戦略を考える
これがエピクテトスが強く主張していた『我々次第であるものを一生懸命やる』だ!
我々次第であるものと我々次第でないものの見分け方
ここで我々次第でないものと我々次第のものの見分け方を紹介する
見分け方は簡単
我々次第のものは自分でコントロールできることだ
歩く、走る、筋トレ、見る、読む、考える、書く、話すだ
他人がどう思うかや他人の行動は自分ではどうにもならない
だから、他人の言動や行動なんてものは軽く見てOKだ
サラリーマン人生で役立てるコツ
最後に我々サラリーマンが、この考えをどのように役立てるかを紹介する。
サラリーマンは、
・上司に評価されたい
・上司に怒られたくない
・お客からのクレームが怖い
などなど・・・
自分自身ではコントロールできないことだらけだ!
そんな自分自身ではコントロールできないことを考えるのは無駄!
自分自身でコントロールできることを淡々とやっていけば良いのだ!!!
・仕事がスムーズにできるように顧客の情報をよく読む
・プレゼン資料を熟読し、発表練習する
・仕事で忘れ物をしないように準備は前日にしておく
・仕事で抜けがないようにチェックポイントを作成しておく
自分がやれることをやる!それだけで100点だ!
悪い評価がきたら、その情報をもとに次の改善につなげるだけだ!
上司やお客からの評価は軽くみてOKだ!もし怒られたらどうしようと・・・とおびえなくてもいいのだ!他人なんてコントロールできないのだから怒られたら形式的にあやまっておけばいいのだ!
あと、こんなことを上司の前でいったら説教されそうだから、自分の心の中でとどめておこう!
大事なのは自分自身ではコントロールできることだけを真剣に考えることだ!
私は本を読んで考えて、役に立ちそうなことを書くのみだ!
まとめ
奴隷哲学者エピクテトスに学ぶ自由になるたった一つの方法
『我々次第でないものを軽くみること』
・自分でコントロールできないことは放っておく
・自分でコントロールできることだけを真剣にやる