年末年始になると会社の上司から「抱負は決めたか?」ってよく聞かれませんか?
また、新年に「今年の抱負を語ってください」と言われたりしませんか?
そんなときに抱負を立ててなくて、慌てたりしますよね。
(私も毎年そうでした。。。)
そもそも「抱負って立てる意味あるの?」と考えたりしてモンモンとしました。
今回は、そんな人に向けて書いた記事となります。
実は抱負を立てると効率的に目標を達成できたり、いざ抱負を聞かれたときに自身をもって答られたりとメリットが多いのです。
そこで、今回は新年の抱負を決めるメリットと抱負を立てるポイントを解説しています。
抱負とは?
まず、抱負を決めるには、抱負を知らなければなりませんよね。
「抱負」とよく間違いやすいのは「目標」です。
そこで、「抱負」と「目標」について説明します。
「抱負」は心の中に抱いている計画
抱負を辞書で調べてみると「心の中にいだいている決意や志望」とあります。
(出典:goo辞書)
つまり抱負とは、自分の心の中にある決意を表現する方法です。
抱負の大きな特徴は、プロセスが含まれていることです。
そのため「〜になりたい、〜したい」だけで終わるだけでは抱負になりません。
抱負を決めるには、たとえば「体重5kg減らすために、毎日必ず朝6時にジョギングする」といったように具体的にしましょう。
「目標」はゴールを設定すること
目標を辞書で調べると「そこに行きつくように、またそこから外れないように目印とするもの」とあります。
(出典:goo辞書)
「目標」はプロセスに関係なく、目指すゴールのみを述べたものです。
そのため「今年中に年収アップをするために転職したい」「今年中に痩せたい」といった願望でも正解なのです。
「抱負」と「目標」の違い
抱負:目標(ゴール地点)と、目標達成までのプロセスを述べる
(例:痩せて彼女(彼氏)をつくるために、毎朝6時にジョギングする。)
目標:達成したいゴール地点だけを述べる
(例:痩せて彼女(彼氏)が欲しい)
抱負を立てる5つのメリット
①自分の目標や目的までの道のりが明確になるる
抱負は目標を達成するためのプロセスが含まれています。
そのため、抱負は目標までの道のりが明確です。
たとえば「今年中に5kg減量して、ダイエットを成功させたい」としましょう。
その場合、ダイエットを成功させるための具体的な計画も必要になってきますよね。
「ダイエットを成功するために朝6時にジョギングをする」と具体的な計画を立てます。
これで、目標に向かって「なんとなく」動くよりも、ぐっと達成率も上がります。
②充実した毎日が遅れるようになる
抱負に沿って、行動していくことで毎日達成感が得られます。
そして、自身の成長も感じられるようになれます。
成長を感じると自信もつき、他のことも前向きにやりたくなってきます。
そうすると、仕事・恋愛・生活などの全てにおいて充実感がアップしていきます。
たとえば、ダイエットで痩せていく自分に充実感を感じ、目標5kg減量が達成できた時「体の軽さと目標を達成できるんだと自信をもつでしょう」。
この自信は恋愛や仕事面にも影響し、どんどん新しいことに挑戦していけるでしょう。
③収入が上がる
抱負を決めて行動する人は、収入が上がるというメリットもあります。
これは1979年ハーバード大学で10年にも及ぶ実験で有効性が証明されています。
教授が学生たちに目標を持っているかどうかを質問したところ、結果は以下のようになりました。
84%の学生は、目標を持っていない
13%の学生は目標を持ってはいたが、紙には書いていない
3%の学生は目標を持っていて、それを紙に書いている
このアンケート調査から10年後に、再び同じ人たちを集め調査をおこないました。
その結果、なんと当時目標を持っていた13%の人の平均年収は、目標を持っていなかった84%の人たちの約2倍だったのです。
更に目標を紙に書いていた3%の人たちの平均年収が残り97%の人たちの10倍だったということ。
この実験結果からも、抱負で具体的な目標とプロセスを設定することで収入がアップすることが分かります。
④周りの人から信頼される
明確な抱負を立てられる人は、周り人から信頼されます。
抱負を立てられる人はゴールを設定して、どのようにゴールまで行くかの道のりを考えられる人です。
これは日常生活や仕事において、頼りになる人という印象を周りの人に与えます。
また、目標に向かって着実に進んでいる姿は、多くの人から信頼を集めるでしょう。
つまり、抱負を立て行動する人は周りの人から信頼されるようになります。
⑤他人や環境に振り回されなくなる
抱負を立てると、他人や環境に振り回されることが少なくなります。
これは自分の軸がしっかりするからです。
たとえば、「今年は彼女をつくるために糖質制限やジョギングを始めよう!」を抱負で決めます。
年明けにスーパーに行った時に、ポテトチップなど太るようなな買い物を控えようという気になりますよね。
もし何も抱負を持っていなかったら、安くなったポテトチップスやアイスクリームなどをみたら無意識に購入してしまうかもしれません。
抱負を立て方とポイント
①やりたいこと&やりたくないことを紙に書く
抱負を立てる時には目標をはっきりさせるのが大切です。
自分のやりたいこととやりたくないことを明確にしていると目標をつくりやすくなります。
なぜならば、自分がやりたいからやるというシンプルであり、何よりも強い理由になるからです。
逆に、自分がやりたくないからやらないようにするというのも強い理由になります。
ここで注意したのが、「周りの人に言われたから」という理由です。
これは理由が弱いので、継続するのが非常に難しくなります。
なにより、人から言われた目標なんてつまらいですよね。
ということで、好きなこと&嫌なことを紙に書いていきます。
私の場合は次のような感じです。
【やりたいこと】
・好きなモノを食べたい
・好きな人と一緒に仕事がしたい
・旅行にいきたい
・家族と一緒にいたい
・たっぷり寝たい
・彼女をつくりたい
【やりたくないこと】
・満員電車に乗りたくない
・スーツを着たくない
・嫌いな人に会いたくない
・単純作業をしたくない
・夜中に働きたくない
・過度に忙しいのは嫌だ
・金銭的に不自由をするのは嫌だ
・遊ぶ時間がないのは嫌だ
・単身赴任は嫌だ
・体のどこかが痛いのは嫌だ
②「やりたいことやる」「やらないことをやる」ためにはどうすべきかを考える
「やりたいこと&やりたくないこと」のリストをみて一番大事なものを決めます。
たとえば、「体のどこかが痛いのは嫌だ」を1番とします。
その場合、運動は定期的にして暴飲暴食は避けなくてはならいとなります。
なので抱負は、「健康のために毎朝6時にジョギングをして、食事は糖質制限100g/日以下にする」と立てられます。
③抱負を決める
最後に抱負を決めます。
ここまでくれば、先程の手順で思い浮かべたことをまとめるだけです。
たとえば、「体のどこかが痛いのは嫌」だから「定期的に運動して暴飲暴食を避けよう」とします。
これを抱負にします。
「健康のために毎朝6時にジョギングして、糖質は毎日100g以下に抑える」です。
次の抱負にする時のポイントは次の2つです。
抱負を決めるポイント
(1)自分がコントロールできる目標にする
これは作業を継続するために必要です。
自分がコントロールできない目標にすると挫折しやすく、継続できなくなります。
たとえば、あなたはツイッターのフォロワー数を増やしたいと思っています。
「フォロワー数を1年で1万人にする」という目標は継続しづらいです。
なぜなら相手がフォローしてくれるかどうかをコントロールすることが難しいからです。
なので、「役に立つ情報を毎日1件発信」するという目標であると自分の努力だけで達成できるので、毎日達成感を味わいながら作業できるので継続できるようになります。
(2)目標は数値化する
可能な限り目標達成までの具体的な期限やプロセスを立てるようにしましょう。
そうすれば、抱負を立ててもグダグダにならず効率的に達成することができるはずです。
④抱負を毎日みる位置に貼る
せっかく立てた抱負を忘れてしまってはいけません。
なので、抱負は毎日みえる位置に貼って、抱負を忘れないようにしましょう。
↑私は書斎のデスクに、こんな感じで貼ってます。
抱負の具体例
ここまで「抱負」の立て方を説明しました。
でも、他の人の抱負を参考にしたいという方に向けて具体例を以下に示します。
・家族旅行に行くために収入をアップさせる必要があるので、副業を毎朝6時に1時間取り組む。
・楽しく仕事ができるように仕事のスキルを上げたいので毎月ビジネス本を3冊読む。
・健康のために痩せたいので朝6時に起きてジョギングする。
全部、私の過去の抱負です。
今年は健康で仕事もプライベートも楽しくしたいですね。
まとめ 抱負を立てて、人生を楽しもう!
なぜ抱負を立てるのか?
それは人生を楽しむためにです。
抱負を立てるメリットは次の通りです。
①自分の目標や目的までの道のりが明確になる
②充実した毎日が遅れるようになる
③収入が上がる
④周りの人から信頼される
⑤他人や環境に振り回されなくなる
どれも人生を楽しむためにとって良いことですよね。
ぜひ、皆さんも人生を楽しむために「抱負」を立ててみてはいかがでしょうか?
抱負を立てると人生が楽しくなる可能性がグッと上がりますよ。
それでは、皆さん良いお年を!