人生の考え方

【脱ブラック企業】全力で逃げるべきときがある|心身を守るために絶対に知っておくべきこと

どうも!会議中にお腹が痛くなってヤバかったリーマン山野です!

心身の疾患により過労死が発生している日本。

人生には『全力で逃げるべきとき』があります。

あなたは、『全力で逃げるべきとき』がどんなときか分かりますか?

全力で逃げるべきときは簡単です。

それは『心身がおかしくなりそうなとき』です。

でも、良心的でがんばり屋な人ほど全力で逃げられないのです。

・私がやらなきゃ

・いま仕事を辞めたら、いろんな人に迷惑をかけてしまう

私も心と体を壊しかけて、勇気をもって上司に相談して職場を変えて貰ったことがあります。

その時に役に立ったのが『全力で逃げるべきとき』という明確な基準をもっていることでした。

今回は、自分の身を守るために絶対に知っておくべき『全力で逃げるとき』を説明します。

日本人の労働時間の長さはトップクラスであり、過労死が発生する

日本人の労働時間の長さは世界でもトップクラスです。

データ出典: 厚生労働省 令和2年版過労死等防止対策白書

その結果、輝かしい才能や未来を持つ若者が過労死に至ってしまうケースが発生しています。

西垣迪世(みちよ)さんは、一人息子の和哉さんが新卒で日本の大手通信企業に就職したことを誇らしく思っていた。

和哉さんはコンピューターが大好きだった。競争の激しい日本の新卒採用市場で、素晴らしい就職先をつかんだように思われた。

だが調子がおかしくなり始めたのは、わずか2年後のことだった。

「息子は私には忙しいと言いながらも、大丈夫だと話していた」と迪世さんは振り返る。「でも私の父の葬儀があって帰省した時、起きられなかった。『ちょっと寝かしてくれ』と言い、時間になっても『無理だ。今日悪いけどオカン寝かしてくれ。明日はちゃんと行くから』と言いました」。

西垣さんは後になって息子の同僚たちから、和哉さんが当時、昼夜休みなく働いていたことを知らされた。

「いつも終電まで仕事をして、終電を逃すと会社の机に顔を突っ伏せて朝まで寝た。一番ひどい時には徹夜で翌日の夜10時まで、37時間連続勤務がありました」

それからさらに2年後、和哉さんは薬の飲み過ぎで亡くなった。27歳だった。日本で働きすぎによる死を意味する「karoshi」、過労死だと正式に認定された(訳注・英語の原文も「karoshi」と表記)。

引用: 死ぬまで働く日本の若者「karoshi」の問題

2015年のクリスマス、広告会社の電通に勤めていた高橋まつりさん(当時24)が飛び降り自殺した。

亡くなる前には残業が月100時間を超え、ろくに眠っていなかったことが分かった。

電通の石井直(ただし)社長は高橋まつりさんの過労自殺で同社と当時の上司が書類送検されたのを受け、引責辞任した

引用: 死ぬまで働く日本の若者「karoshi」の問題

とても胸がしめつけられ、悲しい事件です。

上司や会社が自分の人生を守ってくれず、人生を壊しにくる可能性があります。

そんなときに『全力で逃げるべきとき』という明確な基準をもつことで、自分の身を守ることに繋がります。

絶対逃げるべきとき

絶対逃げるべきときは簡単です。

心と体が異常になりそうなときです。

でも、日本人は自分の心と体の限界を超えてがんばりすぎる傾向にあります。(最悪過労死にいたる)

・自分がやらなきゃ

・いま仕事を辞めたら同僚に負担がかかる

・しんどい状況の中、同僚もがんばっているから

・みんなストレスを感じながら働いているのだから

・職を失うのが怖い

そんな思いにかられ、必死にがんばってしまいます。

私もそうでした。

でも、自分に鞭打つがんばりが長時間続いているのなら「何かおかしい」と疑問を持たねばなりません。

「この働き方をこれからも続けていくんだろうか」と立ち止まって考える時間が必要です。

そして「この仕事にいつづけたらまずい」と感じたら、すぐに仕事を辞めてください。

そのときにお金の心配はしてはいけません。

お金は失業保険などをうまく組み合わせられれば、最長2年6ヶ月もらえますので、なんとかなります。

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自分の心と体を崩して、もし命になにかあった場合は取返しがつきません。

まとめ 命を大事にしてください。あなたの命はひとつだけです。

企業や上司はあなたの人生を守ってくれない。

だからこそ、『全力で逃げるべきとき』を知らなければならない。

『全力で逃げるべきとき』は『自分に鞭うつがんばりが長時間続いている場合』

以上、『全力で逃げるべきときがある』でした!

最後に、過労死で息子を亡くした西垣迪世さんの言葉で締めさせて頂きます。

「目の前の利益、儲けることばっかりに近視眼的になってしまって、少し遠くを見通してこの国を造っていく、会社を運営していく、という自信がないんだ。怖いんだと思います。」

「息子たちは仕事をすることを嫌っていません。良い仕事をしたいと思っています。そして能力も持っています。」

「その子たちを、うつ病などの病気にしたり、過労死で亡くなってしまうまで使わないで、ちゃんと健康的に働かせていただいたら、会社もそしてこの日本の国も栄える。生産性も絶対に上がると思っています。」