どうも!先日、腹痛と嘔吐で会社を2日間休んだリーマン山野です!
今回は、需要があるかどうかは分かりませんが、理系・大学院卒・32歳・工場勤務の年収と残業時間などの詳細を報告します!
【この記事を読んで分かること】
・理系、大学院卒、32歳、工場勤務の年収
・残業時間
・工場勤務の内容
目次
リーマン山野 プロフィール
最終学歴: 群馬大学 工学部 修士 (理系大学院卒)
勤続年数: 8年目
年齢: 32歳
職種: 生産系エンジニア(副主任)
有資格: エネルギー管理士
扶養: 妻、子供1人
年収と手取り(2020年)
年収: 699万円
手取り: 519万円
残業時間(2020年)
普通(日中) 481時間/年
深夜(夜間) 4時間/年
休日(日中) 48時間/年
合計 533時間/年 = 約45時間/月
普通 | 休日 | 計 | |||
昼間 | 深夜 | 昼間 | 深夜 | ||
1月 | 29 | 6 | 35 | ||
2月 | 52 | 3 | 55 | ||
3月 | 38 | 4 | 42 | ||
4月 | 42 | 13 | 55 | ||
5月 | 18 | 14 | 32 | ||
6月 | 42 | 42 | |||
7月 | 56 | 56 | |||
8月 | 44 | 44 | |||
9月 | 45 | 45 | |||
10月 | 37 | 2 | 6 | 44 | |
11月 | 35 | 35 | |||
12月 | 44 | 2 | 4 | 50 | |
計 | 481 | 4 | 48 | – | 533 |
工場勤務の内容
生産技術系スタッフの役割
ユーザーや工場周辺の住民に迷惑をかけずに製造原価を下げること
これが全てです!
もう少し細かく言うと、
①安全 ②品質 ③環境 ④安定生産
①~④を守りつつ、製品をいかに安くつくるか(原価低減)となります。
製品をいかに安くつくるか?(原価低減)
「製品をいかに安くつくるか?」を考える際に、工場プロセスの最適化・合理化を検討していきます。
プロセスの最適化・合理化を考える上でのポイントは次の通りです。
・原料、燃料の選定(コスパが良い原料を選ぶ)
・工場労働者の省力化(自動化を進める)
・工場の無駄を無くす(無駄・過剰に運転している所を止めるや弱めて運転する)
・工場の運転を安定させる(設備の保守管理強化)
主に上記点を切り口に、考えていきます。
このために、エネルギー管理士の資格が役に立ちます。
でも、最も頭を悩ませるのは、上記考えを現場の人に納得してもらうことです。
新しい技術をいれると現場のおじさん達に、新しいやり方を覚えてもらわなければならないので、そこが一番めんどくさいところです!
合理性だけでは、現場のおじさんは納得しない!
テストをやるときも、現場のおじさん達に色々と説明しなければならないため、面倒くさい!
最大関門!現場のおじさんを納得させるには?
現場のおじさんを納得させることができるかどうかが、生産系エンジニアでもっとも大事であり、大変なところです。
合理性だけで、現場のおじさんは納得しないんです!
合理的なプロセス良いじゃん!と思うのですが、それだけではおじさんは納得しません。
例えば、ある設備をいれることで、製造原価が下がって、年間100万円お得なりますよ。
といっても会社にメリットはあっても、おじさんたちの給料は変わりません。
むしろ、新しい設備ができて、それの点検が増えたり、新しいことを覚えなくてはいけなくなったりと、仕事量が増えるのでおじさんは基本イヤがります。
そこで、現場のおじさん達のメリットを見つけ、それを同時に提示しなければなりません。
例えば、
新しい設備をいれることで、おじさんたちが面倒みている設備が減るよ!
うるさく汚い現場で点検しなくても良いよ!
とかを加えないと、おじさん達は、無理!と言って、納得してくれません。
つまり、「win-win」を考えるのが大事なんです!
win-winを考える
これは有名著書「7つの習慣」に記載されている方法ですね。
価格:1,100円 |
でも、上司からの命令でどうしても進めなければいけないときは、最終手段を使います。
それは、
悲壮感
です。
工場のおじさんたちは、上司にいじめられて悲しそうにしていると優しくなります。
飲みにでもいくか?
と言われれば、ありがたいことにほぼ自分の仕事に協力してくれます。
なので、ある程度、役者にならなければならない時もあります(笑)
生産技術系の工場勤務者ライフスタイル
7:00
工場に到着
7:00~8:00 (残業)
前日の運転状況を確認する(トラブルの有無、生産数量、電力量、燃料使用量)
8:00~9:00
工場オペレータと前日の運転についてミーティングする 私の場合は、朝マイクを持ってオペレータに前日の運転が良かったか悪かったかを言います。悪かった所はなぜ悪かったのかと今後どうするかを相談します。ここで、言い方を間違えると争いが生じるので、現場ファーストで物を言う。
9:00~10:00
偉い人たちと前日の運転についてミーティングする。どこどこが壊れたので、いつまでに修理可能かを検討してくださいと設備部にお願いする。また、ここが改善個所なのでこうしたいから、機会やソフトを改造してくれと設備部にお願いする。この場で、上司から面倒くさいことを依頼されるケースが多い。(今日は帰るの遅くなるなと感じ始める)
10:00~12:00
だいたい前日のトラブルの対応や対策立案のための現場確認やオペレータヒアリングで終わる。
また上司の不安(あれは大丈夫?これは大丈夫?)を解消するために帆走する。
12:00~13:00
ご飯を食べる。食堂で、カレー、ラーメン、そば、うどん、日替わり弁当の何れかを食べるか、妻が作ったお弁当を食べる。
13:00~16:40
ほとんど、午前中に集めた情報から対策を検討して終わる。
16:40~20:00 (残業)
ようやく、工場を発展させるべく、原価低減の計画を立てる。(月1回の報告会に向けて資料を作る)
20:00~21:30 帰宅→帰宅→風呂→ご飯→子供を寝かす
21:30~23:00 ブログ作成
土、日、祝日、深夜帯でも工場トラブル時は問答無用で電話が鳴る!
これが精神を削ってくる最大要因である!
工場勤務の生産技術系スタッフのメリット、デメリット
・年収が高い(年収600万円/年@31歳)※残業代含む
・おじさんたちと仲良くなれる(幅広い年齢層の対応力が身につく)
・演技がうまくなる
・体を動かし、筋肉が強くなる
・言葉使いが荒い人にも、心動かされなくなる
・トラブルが起きた時は夜も休みも関係ない
・夜中や休日の電話対応の手当ては無い
・現場のおじさんたちや上司に好き勝手に言われて板挟みになる
・3K(汚い、臭い、きつい)を味わう
ありのままの実態を記事にさせてもらいました!
「大卒の工場勤務ってどうなの?」と考えている方の人生の選択で、この記事が少しでも役立てば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それでは!明日も、あなたにとってより良い日でありますように!